韓国、米国の要請で合同軍事演習を短縮 トランプ氏は金正恩氏と年内会談の意向

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タビー・ウィルソン、ジェイク・クウォン・ソウル特派員
韓国国防省は19日、アメリカと毎年実施している合同軍事演習を6日間短縮すると発表した。「アメリカ側の提案」を受けて、演習の「期間と規模」を調整したと説明した。一方、アメリカのドナルド・トランプ大統領は同日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記と年内に会談する意向を表明した。
韓国国防省などによると、米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムシールド(自由の盾)」は、今月27日までの予定だったが、21日に終了する。
アメリカのトランプ大統領は16日、北朝鮮の金総書記との「非常に良好な」関係を理由に、韓国との合同演習を縮小する計画を発表していた。
金氏については、トランプ氏は19日、とても良い関係にあり、年内に会談する見込みだと記者団に述べた。
「私が彼とうまくやっているのは良いことであり、悪いことではない」
「私は金正恩をとてもよく知っている。彼は大丈夫だ。賢明な大統領がいる限り、彼は大丈夫だ。もし愚かな大統領がいたら、おそらく彼はあまり大丈夫ではないだろう」
北朝鮮はこれについて、公式コメントを出していない。ただ、国営メディアによると、金氏の妹の金与正(キム・ヨジョン)氏は19日、「DPRK(朝鮮民主主義人民共和国)とアメリカの指導者間で連絡があったというワシントンからの報道について、私が知っていることはない」と述べた。
与正氏はまた、米韓合同軍事演習の縮小について、「コメントする価値のあることではない」、「規模や期間が縮小されたからといって、演習の敵対的かつ攻撃的な本質が変わるわけではない」と話した。
同氏はさらに、兄の金総書記が個人的に「トランプ氏に対して良い思い出と好印象」をもっており、両者の関係は「しっかり健全」だとしつつ、アメリカが北朝鮮に対する「敵対政策」を転換していないことを強調したという。
韓国の趙鉉(チョ・ヒョン)外相は国会の公聴会で、韓国とアメリカの両当局とも、合同軍事演習の縮小というトランプ氏の計画について事前に知らされていなかったと述べた。
韓国側の説明では、演習の一部の合同野外訓練も「規模を部分的に縮小する」という。縮小の「具体的な内容」は協議中だという。
この前例のない縮小は、防衛協定に基づいてアメリカが韓国を支援するという約束に対する、韓国の信頼を揺るがしている。
また、日本や台湾など東アジア地域のアメリカの他の同盟相手に対しても、同様のメッセージを送ることになる。
今回の発表より前、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、トランプ氏が金氏との会談の実現を側近に強く求めているとする、米当局者らの話を伝えていた。
それによると、トランプ氏は次回のアジア訪問の際に金氏と直接会談することを、非公式に話し合ったという。トランプ氏の次のアジア訪問は、11月に中国で開かれるアジア太平洋経済協力会議への出席に合わせて行われる可能性が高い。
トランプ氏は16日、米韓合同軍事演習に関し、「こうした演習は費用がかかるだけでなく、(いつもながら!)費用の多くはアメリカ合衆国が支払っている。それなのに、全く不適切で敵対的なメッセージを送っている」と、自らのソーシャルメディアのトゥルース・ソーシャルに投稿した。
さらに、「それほど関係ない(?)が、韓国大統領に先日、私たちのイラン・イスラム共和国の非核化の取り組みに加わらないか尋ねたところ、『結構です!』と言われた」とも書いた。
17日になってトランプ氏は、今回の決定について、韓国がアメリカの対イラン問題で「少しばかりの協力」を拒んだことと明確に結びついていると、大統領執務室で記者団に説明。
「私たちは兵士3万9000人をそこに配置し、隣人の金正恩から守ってあげているのに、(韓国は)イランでの非常に簡単な軍事作戦に協力しようとしない」とし、「奇妙なことだ」と述べた。
今回の合同軍事演習については、米韓両国の軍幹部が10日、共同記者会見で発表していた。
その際には、規模は例年と同程度で、韓国軍からは約1万8000人が参加するとしていた。韓国には現在、米軍の約2万8500人が駐留している。
この記者会見では、北朝鮮がウクライナと戦争を続けるロシアを支援するために部隊を派遣したことへの言及もあった。
米軍のライアン・ドナルド報道官は、北朝鮮の兵士らが戦場から戻ってくることをふまえ、「私たちの訓練は、その脅威を想定している」と述べていた。
この記者会見の後、北朝鮮外務省は米韓合同軍事演習を「侵略戦争の予行演習」と非難した。













