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大阪市のパチンコ店放火で5人殺害、死刑囚の刑を執行
ケリー・アン、森来実(もり・くるみ)東京特派員
大阪市内のパチンコ店に放火して5人を殺害したとして死刑が確定した高見素直死刑囚(58)について、法務省は21日、刑を執行したと発表した。日本では1年以上、死刑執行がなかった。
平口洋法務相は記者会見で、「慎重なうえにも慎重な検討を加えたうえで死刑の執行を命令した」と述べた。
高市早苗政権での死刑執行は初めて。
確定判決によると、高見死刑囚は、自宅近くにあるパチンコ店にガソリンをまいて放火し、客4人と従業員1人を殺害した。
一審の大阪地裁の裁判では、裁判員6人と裁判官3人でなる合議体が、高見死刑囚は犯行当時、精神疾患を患っていたとする弁護側の主張を退け、2011年に死刑を宣告した。
主要7カ国(G7)で死刑制度を維持しているのは、日本とアメリカだけとなっている。日本では通常、死刑囚は絞首による刑の執行を数時間前に知らされる。
日本での死刑執行は、昨年6月に白石貴弘死刑囚の刑を執行して以来。白石死刑囚は、2017年にツイッター(現X)で連絡を取った9人を殺害し、遺体を切断したと裁判で認定され、死刑が確定した。
白石死刑囚による殺人が発覚したのは、被害者の1人を捜索していた警察が2017年10月、神奈川県座間市の死刑囚の自宅アパートで遺体の一部を発見したのがきっかけだった。
日本の世論調査では、死刑制度に対する国民の支持が強いことが示されている。
人権団体は、当局が死刑囚を長期間、独居房に収容していると批判している。また、死刑執行の時期に関し、透明性が欠如しているとも指摘している。