【パリ五輪】パリの街全体で光と色の祭典……フランスらしさ演出の開会式

パリ五輪開会式
Published
この記事は約 3 分で読めます

オリンピックの開会式というのは、開催国が独自色を発揮した華やかな式典を披露し、世界をあっと言わせる機会だ。

パリ2024オリンピックの開会式は、まさにそれを実現した。組織委員会は伝統的な式典をやめて、競技場ではなくパリの街全体を開会式の会場にした。

雨の降る中、何千、何万人もの選手や演者がセーヌ川の水上を進み、エッフェル塔が夜空を背景に劇的な極彩色でライトアップされた。実に大胆で、画期的なショーだった。

特に目を引いた場面の写真を、いくつか紹介する。

オリンピック開会式

ギリシャから3カ月かけてパリにたどりついたオリンピックの聖火は、サッカー界のスター選手だったジネディーヌ・ジダン氏に渡され、続いてテニス界のスター、ラファエル・ナダル選手とセリーナ・ウィリアムズ選手に託された。

五輪聖火
五輪聖火

式典の圧倒的なクライマックスでは、フランスの偉大な柔道家、テディ・リネール氏と短距離走のスター、マリー=ジョゼ・ペレク氏が聖火を使い、巨大な熱気球に熱気を送り込む聖火台に火をつけた。

金色に輝く巨大な気球はパリの夜空に舞い上がり、地球最大のショーの開始を表した。

聖火台と気球
聖火台
ルーヴルのピラミッドとエッフェル塔の背景に上った気球

開会式の冒頭では、セーヌ川にかかるオステルリッツ橋の上にはフランス国旗のトリコロール、赤白青の三色の煙が上った。

オステルリッツ橋

雨をものともせず、大勢が屋外で式典を見守った。

開会式を見守る人たち
様々な旗やエッフェル塔などで爪を彩った女性
雨合羽姿で並ぶ観客

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と並んで、式典を見守った。

マクロン大統領とバッハ会長

イギリスのキア・スターマー首相も観覧席にいた。雨対策はしっかり事前に準備していた様子だった。

スタンドでフードをかぶるスターマー英首相

さまざまな著名人も式典に参加した。アメリカの歌手アリアナ・グランデさんは、映画「ウィキッド」で共演したイギリス俳優シンシア・エリヴォさんと登場した。

アリアナ・グランデとシンシア・エリヴォ

市内には厳重な警戒態勢が敷かれ、何万人もの警官が配備された。

水上警察
屋根の上から警備する警官たち

式典の間中、謎めいた覆面の聖火ランナーが市内を走り、河岸の建物をよじ登って屋根の上を飛び回っていた。この謎のランナーが、ジダン氏に聖火を渡した。

屋根の上に立つ謎の覆面ランナー
謎の覆面ランナー

各国代表チームはそれぞれに国旗を掲げ、セーヌ川の水上を船で移動した。

イギリス代表の旗手は、飛び込みのスター選手トム・デイリー氏と、競艇のスター、ヘレン・グローヴァー選手が務めた。

イギリス代表チームの旗手たち
日本代表チーム
ギリシャ代表
インド代表
ケニヤ代表
スペイン代表
中国代表

開会式では、レディー・ガガさんのパフォーマンス、バレエ、アクロバットなどさまざまな出し物が続き、フィナーレではセリーヌ・ディオンさんがエッフェル塔から「愛の賛歌」を熱唱した。

レディー・ガガ
フレンチ・キャバレーのダンサーたち
アクロバット
フランス革命で処刑されたマリー・アントワネットをフィーチャーした演出
オリンピック開会式
エッフェル塔で「愛の賛歌」を歌うセリーヌ・ディオン